分数の足し算、引き算、掛け算、割り算の四則演算を計算します。
分数の四則演算
分数の四則演算について
分数と四則演算の記号を入力し、「計算する」ボタンをクリックすると、入力した分数を計算して結果が表示されます。
「帯分数で入力する」にチェックを入れると、整数部分を入力して、帯分数で入力することができます。
分数の分子、分母の部分は小数でも入力することができます。
分子、分母は10桁まで入力することができます。
また、途中の計算方法も合わせて表示されます。
分数の足し算
- 1. 分母が違う場合は、分母を同じにしてから演算を行います。
- 2. 分母を同じにするために、まず分母同士の最小公倍数を計算します。
- 3. それぞれの分数の分母が、2で求めた値になるように分子と分母に同じ値を掛けます。
- 4. 分子同士を足し算して計算します。
- 5. 分数の分子と分母を、それらの最大公約数で割って約分します。
- 6. 分数を簡単にする場合は、帯分数に変換します。
計算例
例:16 + 310
分母が違う場合は、分母同士の最小公倍数を計算します。
6と10の最小公倍数は、30になります。
分母が30になるように、それぞれの分数に5と3を掛けます。
16 + 310
= 1 × 56 × 5 + 3 × 310 × 3
= 530 + 930
分子同士を足し算します。
= 5 + 930
= 1430
約分ができる場合は、分子と分母を2(分子と分母の最大公約数)で割って約分をします。
= 14 ÷ 230 ÷ 2
= 715
よって、16 + 310 = 715になります。
分数の引き算
- 1. 分母が違う場合は、分母を同じにしてから演算を行います。
- 2. 分母を同じにするために、まず分母同士の最小公倍数を計算します。
- 3. それぞれの分数の分母が、2で求めた値になるように分子と分母に同じ値を掛けます。
- 4. 分子同士を引き算して計算します。
- 5. 分数の分子と分母を、それらの最大公約数で割って約分します。
- 6. 分数を簡単にする場合は、帯分数に変換します。
計算例
例:314 − 16
分母が違う場合は、分母同士の最小公倍数を計算します。
14と6の最小公倍数は、42になります。
分母が42になるように、それぞれの分数に3と7を掛けます。
314 − 16
= 3 × 314 × 3 − 1 × 76 × 7
= 942 − 742
分子同士を引き算します。
= 9 − 742
= 242
約分ができる場合は、分子と分母を2(分子と分母の最大公約数)で割って約分をします。
= 2 ÷ 242 ÷ 2
= 121
よって、314 − 16 = 121になります。
分数の掛け算
- 1. 分子同士、分母同士を掛けます。
- 2. 分数の分子と分母を、それらの最大公約数で割って約分します。
- 3. 分数を簡単にする場合は、帯分数に変換します。
計算例
例:35 × 16
分子同士、分母同士を掛けます。
35 × 16
= 3 × 15 × 6
= 330
約分ができる場合は、分子と分母を3(分子と分母の最大公約数)で割って約分をします。
= 3 ÷ 330 ÷ 3
= 110
よって、35 × 16 = 110になります。
分数の割り算
- 1. 割る数の分子と分母を入れ替えて、逆数を計算します。
- 2. 割られる数に、1で求めた逆数を掛けます。
- 3. 分数の分子と分母を、それらの最大公約数で割って約分します。
- 4. 分数を簡単にする場合は、帯分数に変換します。
計算例
例:512 ÷ 38
割られる数は38なので、逆数は83になります。
512 ÷ 38
= 512 × 83
512と83の分子同士、分母同士を掛けます。
= 5 × 812 × 3
= 4036
約分ができる場合は、分子と分母を4(分子と分母の最大公約数)で割って約分をします。
= 40 ÷ 436 ÷ 4
= 109
= 119
よって、512 ÷ 38 = 119になります。